うつ病
うつ病になると、気分が落ち込むだけでなく、身体や認知(考え方やものの捉え方のこと)などさまざまな症状があらわれることがります。
こちらのページでは、うつ病の主な症状が挙げられています。
うつ病のときのこころの状態や直面しやすい問題には、次のようなものがあります。
CBT(認知行動療法)ではどのようにこれらの問題を解決していくかを紹介しています。
問題の整理ができにくい
うつ病になると、気持ちが動揺して何が問題であるかを十分に整理することができなくなることがあります。
思考力や集中力が低下したり、問題を解決しようという気力がわかないことで問題に向き合えなくなったり、自分のこころの状態がわかりにくくなったりすることもあります。
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解決策
こころのしくみ(基本モデル)問題リストで整理したり、認知行動療法の基本モデル(こころのしくみ)を使って自分の心の状態に目を向けることが役に立つかもしれません。
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解決策
ケースフォーミュレーションセラピスト(認知行動療法を行う人)は、ケースフォーミュレーションを行ってクライエント(認知行動療法を受ける人)の問題の整理を行いましょう。
活動ができにくい(行動の問題)
興味や喜びが減退したり、疲労感つよくなったり、気力が低下することによって、
元気な時に楽しめていた活動が楽しめなくなったり、普段おこなっている活動ができにくくなることがあります。
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解決策
行動の工夫(行動活性化)こうした問題の解決には、「行動活性化」をつかって少しずつ達成感や楽しみを感じられる行動を増やしながら行動範囲を広げていくことが役に立つかもしれません。
柔軟な考えができにくい(認知の問題)
うつ状態になっているときには、自分や他者、将来に対して、悲観的な考えを持ちやすくなることがあります
(「○○ができない自分はだめな人間だ」「役に立たない自分と付き合う人なんていない」
「これからも絶対にうまくいかないだろう」など)。
現実に基づいた考えが難しくなって、物事を実際以上にネガティブに捉えたり、解釈したりしやすくなったりします。
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解決策
考えの工夫(認知再構成)こうした問題の解決には、「認知再構成法」をつかって極端な考え方をバランスの良い適応的な考え方に変えていくことが役に立つかもしれません。
生活上で起こる様々な問題の
解決策がみつからない(現実の問題)
考え方を変えるだけでもずいぶん気持ちは楽になりますが、実際の問題が解決できるともっと楽になります。困った問題に出会ってなかなか解決策が見つからないと、気持ちが動揺したり、「どうすることもできない」と考えてさらに落ち込んでしまうかもしれません。問題解決には、問題を明確にし、たくさんの解決策を考えて、一番役に立ちそうなものを選んでプランを立てて実行することが重要です。
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解決策
問題へのアプローチ(問題解決技法)こうした問題の解決には、「問題解決技法」をつかって問題帰結する力を育てていくことが役に立つかもしれません。
自分の気持ちが相手に
うまく伝えられない(対人の問題)
「言いたいことがうまくいえない」、「こんなことをいうと嫌われているに決まっている」、「話さなくてもわかってくれるべきだ」と考えて、自分の気持ちを相手にうまくつたえられずにゆううつな気持ちなることがあります。
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解決策
こうした問題の解決には、「アサーショントレーニング」をつかって自分の言いたいことを上手に伝えるための練習することが役に立つかもしれません。
うつ病についての知識を深めたい方は、
厚生労働省の「こころの情報サイト」に詳細な情報が記載されておりますのでご覧下さい。